ストーカー規制法改正プロジェクト

ストーカー規制法改正に向けた
つきまとい実態調査プロジェクト
#つきまといを終わらせる
インターネットの普及に伴い、つきまといや嫌がらせ行為の手段が多様化しており、既存のストーカー規制法では対応が非常に難しい状況となっています。そこでストーカー規制法を時代の変化に合わせて改正し、つきまとい被害に苦しむ人たちが被害以前の暮らしや活動を制限されることなく生きていくことができる社会を目指します。
2021年2月より、代表の荻上が作家で「ストーカーとの七〇〇日戦争」の著者でもある内澤旬子さんと共に「ストーカー規制法改正」に向け活動開始。「つきまとい実態調査」を実施しました。
2021年5月には、衆議院内閣委員会にて、ストーカー規制法が改正。これによりGPS機器等を用いた位置情報の無承諾取得等が規制されました。
また、加害者治療や恋愛要件以外のつきまといも付帯決議に盛り込まれた他、国会では調査結果を提示しながら、被害者への経済援助やシェルター活用、相談体制や地域連携など、実態に合わせた議論が行われました。
ストーキングは本人の意志ではどうにもならない依存症の一種で、しっかり治療することにより被害者への執着が無くなります。現在は、加害者を治療に繋げ再犯させないための司法制度作りも同時に目指し、議員のみなさまへのご説明を続けています。
プロジェクトの目的
~ストーカー規制法の改正を目指します~
ストーカー規制法を、時代に即した形で改正することを目指します。
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01
- ストーカー規制法第二条一の「つきまとい」には、GPSによる監視も含まれることを明示すること
- 2021年5月の法改正によりGPS機器等を用いた位置情報の無承諾取得等が規制されました。
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02
- 「恋愛感情またはその他の好意の感情またはそれが満たされなかったことに対する怨恨の感情を充足する目的で」という前提条件を廃してほしいこと
- 引き続き実現を求めていきます
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03
- 犯罪に至る前で警察と医療の連携を義務化すること
- 引き続き実現を求めていきます
発起人からのメッセージ

発起人・内澤旬子(作家)
はじめまして。内澤旬子と申します。
ノンフィクションやエッセイやイラストをかいています。
ストーカー規制法を、時代の変化に合わせて改正してほしい。
そんな気持ちに賛同してくださる方たちに出会い、このプロジェクトを立ち上げることになりました。
私は2016年4月に元交際相手によるストーカー被害に遭いました。その後、加害者と戦うなかで、法律に守ってもらえなかった部分があったことの悔しさは、言葉にできません。
現在のストーカー規制法では「恋愛感情その他の好意の感情」がなければ規制対象とならず、GPSでの監視行為も「見張り」に当たらないとされています。最近ではSNSを介してさまざまなストーキング事件が起きているにもかかわらず、です。
いち早く、被害者が怯えながら暮らす現状を打破し、ストーカーの自覚を促せるような内容に改めなければ、被害者は増え、苦しみは増す一方です。
被害者をはじめ、みなが安心して暮らせる社会を目指して
早急にストーカー規制法の改正を進めたく、ご支援いただけますと幸いです。
(内澤旬子)