2025年7月20日に行われた第27回参議院議員通常選挙。チキラボではこの選挙期間中、日本社会で暮らす人々の政治に関わる意識を明らかにするため、継続調査を実施しました。調査の実施方法の詳しい情報は、以下をご覧ください。


全体の政党別分布:立憲多め、自民・公明・参政はやや少なめ
すでに公表されている比例区での各政党の得票率とチキラボの調査データを比較しておきましょう。
<チキラボによる調査データの傾向>
- 自民党・公明党・参政党投票者がやや少なめに分布
- 立憲民主党投票者はやや多めに分布
加えてチキラボのデータには「答えたくない」を選択している人もいるため、実際の割合と多少前後する可能性があります。

年代分布:若年層の参政・中年層のれいわは少なめ傾向
次に年代別の分布を、NNN系列30局・読売新聞・NHK合同の出口調査の結果と比較したいと思います。
<チキラボによる調査データの傾向>
- すべての年代で自民党投票者が少なめに分布
- すべての年代で立憲民主党投票者が多めに分布
- 国民民主党が若年層ほど多くなっている傾向は、出口調査とも一致
- 若年層の参政党投票者が少なめに分布
- 中年層のれいわ投票者が少なめに分布


性別分布:男性の立憲、女性の日本保守党は多い傾向
性別の分布を、同じくNNN系列30局・読売新聞・NHK合同の出口調査の結果と比較したいと思います。
<チキラボによる調査データの傾向>
- 男女ともに自民党投票者が少なめに分布
- 男女ともに立憲民主党投票者が多めに分布しているが、男性の立憲民主党投票者が多めに分布
- 参政党についても男女ともに少なめに分布
- 日本保守党に入れた女性で、やや多めに分布

以上、チキラボの調査データの「偏り」を確認し できました。
チキラボの調査データには「答えたくない」という選択肢があったことに加え、公表データや出口調査と一致していない部分があります。多めに分布しているグループは実態より「声」が大きめにでており、少なめに分布しているグループは実態より「声」が小さめに聞こえる、ということに注意して、分析結果を解釈していきたいと思います。
現在公開中の分析記事ー2025年参院選をめぐる有権者の政治意識調査
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